第780話
空腹戦線 ルフィと海軍超新星！

ホールケーキアイランドを目指すルフィたちだったが、食糧難で絶体絶命の危機におちいってしまう。やがてペドロが島を発見、喜ぶナミたちに島が海軍の前線基地で、各部隊から荒くれ者が集まっていると教え、上陸をはやめろと釘を刺すぺコムズ。しかし、背に腹は代えられず、ペドロにぺコムズの世話とサニー号を託し、残りのメンバーで島へ向かう。そのころ、前線基地へは追加補充の海兵たちを乗せた船が到着していた。そして、出迎えに出たプロディ中将は、グラント大佐が一方的に他の海兵を叩きのめすのを目撃する。

ルフィたちはブルックにおどろき、気絶した海兵たちの制服を奪い海兵に成りすます。ナミとチョッパーが食糧庫らしき建物を発見、どうやって乗り込むかと頭を悩ませている間に、ルフィとキャロットはいい匂いに惹かれ、本部の中へ入ってしまう。一方、グラントの行動に怒るプロディは、教育係だったガープに苦情を入れるが収まりがつかず、ビッグマムをつぶすと断言するグラントを叱責した。上司だった青キジのことまでバカにされ怒るグラントだが、休息を言い渡され、食堂でかつての仲間ボナム、ザッパと再会する。

気絶した海兵たちが発見されたとの報告を受けたプロディは激怒、すぐに島中に電伝虫を張り巡らせ、侵入経路を突き止めろと命令する。ルフィたちを追って食堂へ入ったナミたちは、敵の真っただ中だというのに、のんきにカレーを食べているルフィたちに呆れるが、美味しそうな料理を前に自分たちも我慢できず、食堂のおばちゃんに新兵だと勘違いされたまま、大盛りのカレーを堪能する。久しぶりの食事に感動するナミとチョッパー。その姿を見つけたキャロットはここがどこかも考えず、ナミとチョッパーの名を大声で呼んだ。

女たちに片っ端からプロポーズして振られ、ショックで沈んでいたザッパだが、キャロットの声に反応、所持していたナミの手配書を突き合わせ、女海兵がナミだと確信する。そして、別人だとしらを切るナミに手配書を見せ、ずっと憧れていたとささやくとプロポーズしてきた。一方的なアプローチにおどろき嫌がるナミ。一方、カレーを気に入り、鍋ごと持ち去ろうとしたルフィと海兵たちの間でトラブルになり、その映像を見たグラントはルフィだと気づくと非常警報を発令、海軍の威信にかけて何としても捕えろと命令した。海兵たちに四方を囲まれ、逃げ場を失ってしまったルフィとキャロットに危機が迫る。