第775話
巨象を救え 麦わら救急大作戦!

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一撃でジャックたちの船を沈めたズニーシャだったが、集中砲火を浴びた左前足に酷い傷を負い、もはや立っているのもやっとで、バランスを崩すたび大地は激しく揺れ動いた。上空からズニーシャに接近したムサトビは、イヌアラシに怪我の状態を報告する。なんとか治してやりたい。そう決意したチョッパーはルフィに出航を待ってほしいと頼み、ズニーシャの治療に当たることにする。サンジ奪還の出航が遅れてはと、遠慮するイヌアラシだが、みんなでやったほうが早いという麦わらの一味の申し出を、ありがたく受け入れた。

ミンクたちにも協力してもらい、手分けして治療の準備を始める麦わらの一味。傷に効く薬草はミヤギやトリスタンたちと共にチョッパーが集めに向かい、傷をカバーする大きな包帯はロビンが請け負った。さらにズニーシャの巨大な足に包帯を巻くため、フランキーとウソップはペドロの案内で船の格納庫へ行き、破壊された中からなんとか使えそうなものを選んで修理する。本当に世話になりっぱなしだと礼を言うワンダに、ナミはビッグマムの島へ行く海図を持っていないかとたずね、ペドロから古い海図を見せてもらう。

通常の航海なら一週間はかかる距離だと焦るナミだが、急な天候の変化に気づき、注意深く観察を始める。ゾロ、錦えもん、ブルックが切り出した木をローが瞬間移動させ、フランキーは一人で壊れたゴンドラを新品同様に修理する。そこへ薬草と包帯が運ばれてきた。ウソップがセッティングを済ませると、フランキーはゴンドラにミンクたちを乗り込ませ、ズニーシャの左足の付近に下ろす。痛みをこらえ、大人しく治療を受けるズニーシャに感心するチョッパー。一方、雲の動きからナミは巨大な積乱雲が接近していることに気づく。

ルフィたちに、巨大な積乱雲がサイレントスーパーセルと呼ばれ、予兆なしに現れるものだと説明するナミ。その威力はすさまじく、かすめただけでも甚大な被害が起こる。今すぐズニーシャの治療を中止し、ミンクたちを避難させたほうがいいと言うナミ。急いで報せに向かうが、天候の乱れが早いため、ルフィとキャロットが一足先に向かう。強風と荒波にゴンドラが揺れ、あわやズニーシャの足に激突しそうになるが、間一髪、駆けつけたルフィ、ロビンに救われる。そして嵐が収まり、再び治療を再開するみんな。キャロットに食糧庫に案内されたルフィはぺコムズのことを思い出し、治療を受けている家へと急ぐ。

詳細情報

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脚本

上坂浩彦

演出

細田雅弘

作画監督

出口としお

美術

吉池隆司

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