ウソップの、これはホントだ!


        

「8月26日(土)放送の特別アニメ『ONE PIECE』夏スペシャルのスタッフさんに制作秘話を聞いたぞ」の巻

2017/08/16

勝平:今回の「ウソップの、これはホントだ!」は、気合い十分の夏スペシャル(夏SP)制作スタッフお三方に来ていただきました。監督の大塚隆史さん、キャラクターデザインの佐藤雅将さん、作画監督の松田翠さんです。

左:山口勝平さん 中:大塚隆史さん 右:佐藤雅将さん

大塚・佐藤・松田:よろしくお願いします。

■今年の夏SPにかける大塚監督の思い

勝平:今回の夏SPは、東の海(イーストブルー)でのルフィ達の冒険が再び描かれていますが、どうして初期のストーリーを描こうと思ったんですか?

大塚:今年は原作連載20周年という節目の年でもありますし、アニメも始まってから18年が経ちます。これだけ長い作品になると、ルフィ達が何故冒険をしているのか、どうやって仲間になったのか知らない方も増えてきます。でも、実はこの部分が『ONE PIECE』のもっとも根本的な魅力ですよね。そこで、改めて『ONE PIECE』がどんなストーリーなのかということを見てもらいたかったんです。ただ、昔作った作品そっくりではやる意味がないと思い、劇場版『ONE PIECE FILM Z』『ONE PIECE FILM GOLD』でキャラクターデザインを担当された佐藤さんと、TVシリーズの主力メンバーである松田さんに入ってもらいました。

勝平:なるほど、まさにベストメンバーで挑まれたんですね!今回は原作の第100話(ローグタウンから偉大なる航路(グランドライン)を目指すエピソード)までをアニメ化するとのことですが、その量を2時間にまとめるというのは大変じゃないですか?

大塚:そうですね、大変でした(笑)。でも実は、当初アラバスタ編(※原作では216話まで)までという話もあったんです。

勝平:おおお、そんなところまで!?

大塚:無茶ですよね(笑)。その後会議を重ねて、最終的に100話までということで落ち着きました。

■絶妙なバランスのキャラクターデザイン!

勝平:尾田先生の絵もタッチが変わってきていると思いますが、キャラクターデザインをするときに意識された点はありますか?

佐藤:特に、初期の絵柄に戻そうという意識はありませんでした。尾田先生のタッチも改めて1巻から読み直すと、今に通じる部分が多いと感じました。

勝平:ストーリー的には今から2年前のルフィ達ですよね。その辺りは意識されましたか?

佐藤:現在の絵柄で観てもらいたいと思ったので、意識していないですね。
ただ、サンジは髪の毛で目が隠れているところが難しかったです。逆に描きやすいのはゾロでした。

勝平:ゾロはちょっと意外です。少しバランスが崩れると「これじゃない」感が出てしまう気がして、描きづらいのかと思っていました。松田さんはいかがですか?

松田:原作の初期のエピソードが大好きなので、初めて読んだ時の感覚を損なわないように、表情をしっかり描かないと、と思っていました。

大塚:松田さんには今回、全カットをチェックしてもらっているんですが、細かい表情などを本当によく見てくれています。

■サンジとクロオビのアクションがとってもカッコいい!(松田)

勝平:今回の夏SPの中で好きなシーン、「これは見てほしい!」という場面はありますか?

松田:私はナミ編の作画を担当したのですが、サンジとクロオビのアクションがとってもカッコいいので注目してほしいです。

勝平:魚人空手ですね!今回、戦いの場面は凝縮された分、とっても濃いんですよね。ゾロがお好きとのことですが、ゾロの技「三千世界」はチェックされましたか?

松田:よくできているので、私も放送を見るのが楽しみです。今回のアクションは、本当にかっこいいと思いました。

勝平:なるほど!ゾロについては「今の中井くん(中井和哉さん)が2年前のゾロを演じたらこうなるんだ!」という違いも楽しめるので、そこにも注目してほしいですね。佐藤さんはいかがですか?

佐藤:僕はルフィ編の作画も担当しているので、やっぱりシャンクスがルフィに帽子を被せるところですね。

大塚:ルフィ編だと、山賊棟梁のヒグマがゴム人間になってしまったルフィの頬を掴むシーンが好きです。原作だと1コマだけのシーンなんですが、ゴムらしく表現できていてアニメならではの演出になっていると思います。

勝平:ゴムの表現は、試行錯誤の中でどんどんリアルになっていったんですよね。そういうところに着目するのも面白い楽しみ方だと思います。そこが大塚さんのオススメシーンですか?

大塚:いえ、全部オススメです(笑)。実は僕、18歳の頃から『ONE PIECE』の第1話をアニメ化すると決めていたんです。でも、もちろんその頃には既にアニメがスタートしていたので、叶わぬ夢だったんですが、今回の夏SPで18歳のときの夢が叶いました。なので、そのリベンジっていう気持ちもあるんですよね。

勝平:そんな心意気だったんですね!

大塚:詳しくは言えませんが、ルフィ編のラストは僕が前からずっとやりたかったことをやれたので、特に見てほしいですね。

勝平:大塚監督の、18歳の頃からの夢が詰まっているわけですね!

ONE PIECE.com特別版!!

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、2017年8月26日(土)に放映される夏スペシャル『ONE PIECE エピソードオブ東の海~ルフィと4人の仲間の大冒険~』(夏SP)の制作スタッフさんにインタビューをしました。特別版では、さらなる裏話を公開しちゃいますよ!

■超貴重!夏SPの原画を一部公開!

勝平:今回の夏SPのカットは約1900あるとのことですが、作監としての作業はかなり大変なんじゃないですか?

大塚:そうですね。実際のカットを見てみますか?これはコピーですけど…。薄い黄色のカットが松田さんのもので、濃い黄色のカットが佐藤さんが描いてくれたものです。

勝平:かっこいー!すっげー!完成したアニメの絵も綺麗で好きなんですけど、こういう絵も良いですよね。線の勢いとかを感じられて、興奮します!

勝平:これはシャンクスが近海の主に「失せろ」と言うシーンですね。

大塚:佐藤さん、これを一枚描くのにどれくらいかかりますか?

佐藤:内容にもよりますが…1時間くらいかな?

勝平:これを1900も用意しなきゃいけないんですね…。本当に大変な作業だ。今、進行度としてはどれくらいできているんですか?

大塚:今は、まだ全体の1割くらいですかね。ここから一気に仕上げていくので、スタッフとしての頑張りどころです。

勝平:アニメーターさんたちの熱意がこもった各シーンにも注目ですね!

■少しでも『ONE PIECE』に関心を持ってもらえたら(大塚)

勝平:最後に、このコラムを読んでいる人たちに一言お願いします!

大塚:今回の夏SPは『ONE PIECE』を知らない人も含めて、たくさんの人が楽しめるようにという思いで作ったので、少しでも作品に関心を持ってもらえたらうれしいです。もちろん、『ONE PIECE』ファンの人も楽しめるように作りました。ファンの人達には『ONE PIECE』を見たことがない友達にぜひすすめていただきたいです。

松田:東の海(イーストブルー)編を2時間でやるのは詰め込みすぎじゃないかと思われる方もいるかもしれません。でも、優秀なスタッフが揃って作っているので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

佐藤:私も同じ気持ちです。素晴らしいスタッフが作った、新しくて懐かしい『ONE PIECE』を、ぜひたくさんの人に観ていただきたいですね。

大塚:うんうん。あ、僕のコメントにもスタッフが素晴らしいと付け足してください!

一同:笑

勝平:今回の夏SPは、東映アニメーションのエースが集まって作ってくれました!ワシもいつも以上に気合いを入れて演じていますので、ぜひ観てくださいね!

勝平さん、大塚さん、佐藤さん、松田さん、ありがとうございました。
『ONE PIECE エピソードオブ東の海~ルフィと4人の仲間の大冒険~』は8月26日(土)21:00からフジテレビ系列にて放送ですので、お見逃しなく!!

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