ウソップの、これはホントだ!


        

「大泉スタジオに潜入!!(総作画監督編)」の巻

2014/03/12

みんな、待たせたな!!TVアニメ『ONE PIECE』制作に関係の深いスタッフのお話を聞くシリーズ企画in東映アニメーション大泉スタジオ~!
今回は、総作画監督の久田和也さんに、アニメ制作の裏側を聞いてきたぞ!

勝平:ウソップ役の山口勝平です。よろしくお願いします!

久田:総作画監督の久田です。よろしくお願いします。

勝平:早速ですが、久田さんの仕事について教えてください!

久田:はい。主にキャラクターデザインをしたり、アニメ用に設定を起こしたりしてます。
あと、エピソードが変わるごとに、また新しく気を引き締めてやろうという意味も込めて、シリーズの切り替え時期の冒頭の絵とか、チェックしてますよ。

勝平:なるほど~。ちょっと気になってたんですが、『ONE PIECE』のTVアニメはすでに15年放送していて、その間に尾田先生の原作の絵もどんどん変わってきてますよね。
でも、アニメのキャラクター設定を作るのって、初期の頃じゃないですか。
その後ちょっとずつ、描きなれてきて「ちょっと直したいな」って思う時ってあるんですか?

久田:確かに、どんどん進化していく原作に合わせて、変えていきたい気持ちは結構ありますね。1回決めると、変えるのはなかなか難しいんですけど、できるだけ合わせていきたいと思ってます。
アニメは大人数で作っているため、事あるごとに変えると、みんな迷っちゃうので、難しいところではあるんですが。

勝平:集団戦ですもんね。
キャラの設定画って、アニメで動かす大元の絵になるわけですから、それを起こすまで、何回も何回も描いていくんですよね?たしか。
自分のクセみたいなものを抑えて、みんなと共有できる、描きやすい線を引いてるのって、すごいなって思うんですよ。

久田:まあ、それはみんなが頑張ってくれてるっていうのもありますが(笑)

勝平:あと、原作の登場場面が少ないキャラクターで表情作ったりするのって想像ですか?
その…イワンコフみたいな!

久田:イワンコフみたいな(笑)
今までのパターンから出していくか、そのキャラクターがどんな表情するのかなって想像して描くしか無いですよね。

勝平:想像して描いていく…描かなきゃいけないんですもんね!

久田:そうですね、描かなきゃいけないんです(笑)

勝平:(笑) あ、そうだ。久田さんが、描いてて楽しかったキャラって誰ですか?

久田:描いてて楽しいっていうと、面白い顔かなあ…。

勝平:ほうほうほう。特徴的な顔立ちの人…。じゃあ九蛇海賊団とか楽しかった?

久田:よくわかりましたね!そうですね。

勝平:特徴的な顔の人、いっぱい出てましたもんね!
じゃあ、ハンコックとかは…?

久田:ハンコックは超美形ですから、ほんとに緊張しちゃって…。
いや、緊張するっていうか、描くのが難しいんですよ!(笑)
ちょっとでもバランスが崩れると…ね。

勝平:ヨコシマな気持ちが出て、描くのが難しいわけじゃなくてね(笑)

久田:そうですそうです!(笑)

勝平:じゃあ、描く描かないを抜きにして、単純に好きなキャラクターは?
あ、わしに気を使わなくていいですよ(笑)

久田:…青キジかな。

勝平:ああ~!青キジは人気ですよね!女性キャラでは誰?

久田:女性キャラは…九蛇海賊団の誰かってことにしといてください。

勝平:そこは教えてくれないんだ!?(笑)
九蛇の女だったら誰でもいい、みたいな…?すごいですね!
なかなか、ワイルドな一面もお持ちですね!

ONE PIECE.com特別版!!

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、総作画監督の仕事や、久田さんの好きなキャラクターについてお届けしました!特別版では、久田さんの激レアの設定画をお披露目して、TVアニメ『ONE PIECE』制作過程に迫ります!!

久田:これ、最近描いたウソップの下描きがあったので、持ってきました!

勝平:あ、すごい!これ、白黒のラフだ!
普段はわしらもカラーコピーされた物しか見たことないんですよ。

久田:このラフをちゃんと清書して、影を描いて、それを塗ってもらっていきます。

勝平:そういう順序でカラーにするんだ…!
すーごいなあ。人の描いた線って、やっぱり勢いがあるっていうか。
こういうのをチャッチャッチャっと描けるの、やっぱりかっこいいですよ!
色々と描いてある、ト書きというか、コメントみたいなものも、その方の性格とか趣味とかが出ますよね。

久田:そうかもしれませんね。
遊びいっぱい入れて、ふざけて描いちゃう(笑)

勝平:設定画っていうの、ちょっと憧れますよね。
あれ、こっちは何ですか?

久田:そっちは涙の描き方です。

勝平:え、こんな設定画も描くんだ!涙の流れ方、すごいよこれ!!
目だけで、どのキャラか分かりますね。

久田:そうですね、特徴があって。

勝平:細かい!すっごいなあ~!
久田さんは、今までに自分が担当した話で、特に好きなところってありますか?

久田:好きというと…エースの回ですかねえ。

勝平:おぉ~?やっぱそこかぁ~!?
シリーズディレクターの宮元さんも、エースの回が思い出深いそうですよ。

久田:えっ、同じなんだ!(笑)
でも、そうですね。登場人物の多さっていうのもあるし、
内容的にもテンションが上がって、伸びきってた時ですし。

勝平:なるほどなるほど。
さて、物語はドレスローザに入って、また盛り上がっていくわけですが、
ドレスローザ編に出てくるキャラクターのデザインって…?

久田:まさに作業中ですね。
まだこれはラフの状態で、清書もしてないやつ(笑)

勝平:ああああ本当だーーー!!!みんなごめん、これはまだ見せられないぞ!!(笑)
いやあ、これから楽しみだなあ!

久田:ありがとうございます(笑)

勝平:さて、改めて久田さんの15周年にかける意気込みっていうと…?
そうだ、わしの設定画を作ってもらおう!(笑)

久田:えっ?(笑)

勝平:ぜひ設定画を起こして、さりげな~くドレスローザの闘技場の客の中に、麦わらの一味の声優さんを放り込んでください(笑)

久田:客でいいんですね?(笑)

勝平:あ、オモチャがいいオモチャ!オモチャの中にぶっ込んでください!

久田:またハードル上げて…(笑)

勝平:じゃあ、久田さんの15周年にかける意気込みはそれで!(笑)
どうもありがとうございました!

久田:ありがとうございました(笑)

久田さん、貴重なお話をありがとうございました~!
TVアニメ製作スタッフ秘話は、さらに続きますよ!!


「大泉スタジオに潜入!! (美術デザイン編)」に続く!!(近日公開予定)

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