第832話
死のキス 四皇暗殺作戦開始!

放送日

作戦決行のときが迫る中、寝入ってしまったルフィを必死に起こそうとするジンベエ。しかし、どうやっても起きそうになく、食べ物で起こすほかないと肉を用意する。一方、ゲストたちから祝福と喝采を受けながら、気を抜けば命はないと自分に言い聞かせるサンジだが、花嫁姿のプリンに幸せだと甘えられて我を忘れてしまう。二人の到着と共に、部下のコックたちを率いてあらわれたシュトロイゼンは二人の結婚を祝福する歌を歌い、床に剣を差した。すると、誓いの祭壇となる巨大なウェディングケーキがせり上がってきた。

そびえたつ豪華なウェディングケーキを前に満足し、シュトロイゼンを褒めると、あとはジャッジたちを始末するだけだとほくそ笑むビッグ・マム。ジャッジたちは罠とも知らず、特別席に案内されてくつろいでいた。すでに四方をビッグ・マムの子供たちに囲まれ、武器も持たない状態では勝ち目はないと死を覚悟するレイジュだが、サンジのことだけが気がかりで、ルフィに最後の望みを託す。滞りなく式が進んでいき、見つめあうサンジとプリン。そして誓いの言葉を交わすためサンジは、そっとプリンのベールを上げるのだった。

隠されていたプリンの三つ目を見たサンジは、本心から綺麗だと口にする。その予想外の反応におどろいて銃を落とすプリン。そして、その瞳からは大粒の涙がこぼれ始めた。ぶしつけなことを言ったと詫びるサンジに悪態をつきながら、プリンは顔を覆い泣きじゃくる。幼い頃から三つ目であることを理由に実の母親からも気味悪がられ、周囲からも酷いいじめを受けていた。三つ目であったことから化け物扱いされていたのだ。最初はただ泣いていたプリンだったが、やがて、自分を虐げる相手に反撃するようになったのだった。

見聞色の覇気によってプリンの失敗をただ一人予見したカタクリ。だが、その理由がわからない。計画が進まないことからプリンの代わりに神父に手を下すよう合図するビッグ・マム。しかし、カタクリはサンジが銃弾を避け、暗殺が失敗することを予見した。どういうことなのかとカタクリに問いただすビッグ・マム。一方、ようやく目を覚まし、ジンベエたちと共に会場へ向かっていたルフィは銃声を聞くと次の行動に移った。何が起きているのか、会場内が混乱する中、カタクリはルフィたちの出現を予見する。その次の瞬間、巨大なウェディングケーキが震え、中から何人ものルフィが飛び出したのだ。

詳細情報

放送日

脚本

田中 仁

演出

上田芳裕 

作画監督

高木雅之

美術

白石美穂

オススメコンテンツ