第824話
約束の場所 ルフィ限界の一騎打ち

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カウンターに反撃したルフィだが、空腹のあまり本来の力が出せず、滅多打ちにされてしまう。だが、サンジが戻ることを信じ、約束の場所へ行くのだと、とどめを刺しにきたカウンターを渾身の一撃で下した。一方、ミロワールドで仲間たちと再会したブルック。無理な作戦でブルックの命を危険にさらしたことを詫びるペドロに、本来は自分たちのための作戦で、二人だけで侵入したからできたと逆に礼を言う。ビッグ・マムから“歴史の本文”を奪おうとすれば全面戦争は避けて通れないと言うと、頭から本の写しを取り出した。

“歴史の本文”の写しを前に目を見張り、どういうことなのかと詰め寄るナミに、宝物の間で起きたことをブルックは語り始める。実は宝物の間に侵入し、3枚の“歴史の本文”を写し終えたところでビッグ・マムが現れたというのだ。宝物の間が、ビッグ・マムの親族でも簡単に入れないと知っているジンべエはブルックを大した男だと認め、仲間たちも無理だと思われた“歴史の本文”の写しを持ち帰ったブルックを賞賛する。まさかのことにおどろくブリュレ。これで目的の一つは果たされ、後はサンジを連れ戻すだけとなった。

ミロワールドからサンジとルフィを捜すナミたち。サンジが部屋にいないと聞いたナミは、サンジが向かったのはルフィと戦った場所ではないかと思い当たる。ジンべエはサンジを連れ戻すのは容易ではないと言うと、全員そろってから話そうと思っていたがと前置きして、明日の結婚式に陰謀が隠されていると話し始めた。ぺコムズが巻き込まれ、あやうく命を落とすところだったというのだ。そのころ、明日の結婚式を前に、上機嫌のジャッジは息子たちと、サンジを生贄にビッグ・マムの力を利用できると祝杯をあげていた。

陰謀に気づかれぬようサンジをはじめ、ヴィンスモークの一族を部屋から出すなと部下に命令するモンドール。一方、サンジの後を追っていたボビンは何者かによって狙撃され、倒れてしまう。そのころ、ルフィとの約束の場所に向かったサンジは、ナミからルフィが飲まず食わずで夜通し戦い、ボロボロだと聞いていたのを思い出し、約束の場所周辺に倒れた兵士たちの中にまぎれてルフィがいるのではないかと捜し始める。しかし、見つからずに想いが溢れてルフィの名を叫ぶサンジ。すると、大きな腹の音が聞こえてきた。音の方向に駆け寄ったサンジは、疲れ果てて木に持たれていたルフィとようやく再会する。

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脚本

米村正二

演出

小牧 文

作画監督

久田和也 出口としお

美術

白石美穂

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