第810話
冒険の終わり サンジ決意のプロポーズ

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クラッカーの仇を討つべくルフィに迫る『怒りの軍団』。この大軍を相手に一人で戦うのは無謀だとルフィを説得しようとするナミだが、ここでサンジを待つというルフィの意思は固く、巻き込まれないようにと遠ざけられる。ビッグ・マムの子供たちと対峙したルフィだが、怒りの矛先が自分だけでなく、仲間すべてが対象だと聞かされると、クラッカーを倒したのは自分だと言い放つ。それを皮切りに、『怒りの軍団』とルフィの戦いが始まった。無数のチェス戎兵たちを蹴散らすルフィだが、複数の能力者を相手に苦戦を強いられる。

プリンに呼び出され、お茶会の席を抜けだしたサンジ。約束を守れず、ルフィたちを危険な目にあわせたことを詫びるプリンに、サンジは計画がうまく進んでいても、自分は行かなかったと告げる。式に出れば終わりだと訴えるプリンに、サンジは腕のブレスレットとパックで腫れを押さえていた顔を見せた。家族といっても、落ちこぼれの自分には居場所がなく、この結婚に逆らえば仲間や親同前の恩人の命が危ない。もはや逃げることなどできず、自分が結婚を受け入れる代わりに、仲間たちを見逃してもらおうとしていたのだ。

ブリュレに追われながら、必死に鏡の世界を逃げ続けていたチョッパーとキャロット。だが、ランドルフの攻撃からキャロットを救ったチョッパーは、もう逃げないと言い放った。一方、キングバームに命令してルフィのもとへ駆けつけたが、チェス戎兵たちに囲まれたナミ。しかしホーミーズ同様、ビブルカードを怖れたチェス戎兵たちは近づけない。ルフィは大量の生クリームに動きを封じられ、発熱するクリームに苦しめられていた。ビッグ・マムの雷にヒントを得たナミは、天候の卵で雷雲を発生させてチェス戎兵たちを撃退する。

サンジの真意を知って言葉を失うプリン。ここまで追いこんでしまったのかと、自分の母の非道さを詫びる。泣きじゃくるプリンをなだめるように、元の地獄へ戻っただけであり、離れて暮らした13年の間、今まで出会った人すべてが恩人で幸せだったと告げた。その言葉に、自分との結婚は地獄にはさせないと思わず口にするプリン。しかし、慌てて我に返ると、サンジの気持ちも考えず出過ぎたことを言ってしまったと詫びた。自分のことを思い、涙を流すプリンの優しさに触れ、サンジは自らの冒険の終わりを決意する。そしてプリンを抱き寄せると、あらためて正式に結婚を申し込むのだった。

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脚本

田中 仁

演出

藤田健太郎

作画監督

新垣重文/久田和也

美術

白石美穂

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