第772話
伝説の航海 イヌとネコと海賊王!

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晴れて“忍者海賊ミンク侍同盟”が成立した。感謝する以降に、頭を下げるなと言いながらルフィは、まずはサンジをビッグ・マムの元から連れ戻すまで戦うのを待ってほしいと条件をつける。一方、同盟結成の知らせに、ミンクたちは長年いがみ合っていた二人の王が和解したことを喜び合う。そのころ、再びゾウを目指し、ジャックの船が接近していた。ジャックは雷ぞうの居場所もわからないままむざむざと戻ったシープスヘッドに怒り、ミンク族を根絶やしにするべく“象主”を殺そうと画策していた。

ルフィの麦わら帽子をきっかけに、懐かしそうに白ひげや海賊王ロジャーのことを語るイヌアラシとネコマムシ。海賊王の乗組員だったのかとおどろくルフィに、イヌアラシは自分たちはおでんの従者として船に乗っただけで、見習いだったバギーやシャンクスと同等だと語った。二人がラフテルへは行っていないと聞き、錦えもんたちもロジャーの船に乗っていたのかと尋ねたルフィだが、乗り込もうとするおでんを止める立場だったと錦えもんは説明する。話が盛り上がる中、ナミは“記録指針”を見せ、ある疑問をぶつける。

ローとの海賊同盟でゾウへ到着し、ロード“歴史の本文”にたどり着いたが、それは、かつて双子岬でクロッカスから聞いていた情報と違っている、このままの航路で大丈夫なのかと心配していたのだ。その名を懐かしむネコマムシに、ブルックはクロッカスが捜していた海賊団こそ自分たちの海賊団だと言っておどろかせる。ナミの話を聞いたイヌアラシは“記録”を辿った先に興味があるなら行ってみればいいと告げた。そして、三本の指針が示す一つの場所への航路はあるが、ルフィたちはすでにそこを通っているというのだ。

言葉の意味がわからず、戸惑うナミにイヌアラシはさらに説明を続ける。本来ならば“記録”の終着点で初めて“歴史の本文”と“古代文字”の謎と見えない島であるラフテルの存在に気づくはずで、ロジャーもそこからすべてやり直し、すべてを知っているクロッカスは嘘はつかないはずだと告げる。呆気にとられたナミだが、航路は外れていなかったことに安堵する。そして、イヌアラシから褒められ喜ぶ。くじらの木から下り、今後のことを話しあい、同志を募るという錦えもんたち。ネコマムシは会いたい男がいると、元白ひげ海賊団一番隊隊長、不死鳥マルコの名を告げたのだった。

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脚本

米村正二

演出

小山保徳

作画監督

五十内裕輔

美術

白石美穂

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