第769話
赤い石!“ひとつなぎの大秘宝”への道標

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念願の忍者、雷ぞうとの対面を果たしたものの、あまりにもイメージと違いすぎてショックを受けるルフィたち。突然のことに何者だと問い詰め一喝する雷ぞうだが、錦えもんたちの姿を見ると表情を和らげ、互いの無事を喜びあう。ロビンは光月家の家紋、そして雷ぞうが繋がれている巨大な赤い石が見たこともない“歴史の本文”ではないかと思い、イヌアラシたちにたずねた。イヌアラシはロビンの故郷、オハラの学者たちが解読に成功したことを知っており、赤いのは用途が違うためだと教えると、ロビンに解読を許可した。

あらためてカン十郎から紹介されたルフィたちは、挨拶もそこそこに忍術を見たいと矢継ぎ早にリクエストする。その勢いに最初は戸惑う雷ぞうだが、ローやゾロまでもが加わり、好き勝手なことを言うのに怒り、ルフィたちのリクエストを妄想だと切り捨てる。しかし、ルフィたちの落胆ぶりを見ると態度を変え、煙で姿を消すのを皮切りに何人もに分身した。ルフィに捕えてみろと挑発して変わり身の術であしらい、手裏剣投げや素早い身のこなしで四方を駆けずり回り、リクエストを一通りをこなし、ルフィたちを喜ばせる。

まとわりつくルフィたちに、偶然、忍術を見たのだろうと照れ隠しに言う雷ぞう。そして、くじらの木の外に出て町を見下ろすと、そのあまりの変わりように言葉を失い、やがて全身を震わせる。泣いていることに気づいたチョッパーにカン十郎と錦えもんはワノ国の男児は泣かぬと否定する。雷ぞうは目から涙があふれながらも、拳を握りしめて泣くのを堪えていたのだ。そして雷ぞうは、自分が知るゾウは緑あふれる美しい国で、町には幸せそうなミンク族たちが暮らしていたと言い、変わり果てた光景に報いる働きをすると詫びた。

くじらの木ではロビンが赤い石、ロード“歴史の本文”を解読していた。おそらく何かの場所を示すものではないかと予測したナミに、イヌアラシは赤い石、ロード“歴史の本文”が“偉大なる航路”の最終地点へ導くものだと明かす。4つある赤い石、ロード“歴史の本文”それぞれにある地点が記されており、それをすべて集め、地図上で4つの点を結んだ場所の中心に浮かび上がるのが最後の島ラフテルだというのだ。“ひとつなぎの大秘宝”への思わぬ手がかりと新たな冒険の予感にルフィは胸を膨らませる。

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脚本

中山智博

演出

所 勝美

作画監督

新垣重文

美術

吉池隆司

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