第706話
行けロー 優しき男 最後の戦い!

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鳥カゴに閉じ込められ、パラサイトによる殺し合いで大混乱となる中、難を逃れ脱出した少年ドリー。一方、アジトを強襲したドフラミンゴは、オペオペの実、コラソンの行方もわからず、横取りを許したバレルズを間抜けと罵り始末する。その間、宝物庫から宝を運び出すマッハバイスたち。バッファローと共に、上空からコラソンを捜索中だったベビー5は、少年が海軍に保護されたという情報をキャッチする。バレルズを始末した銃を見つめ、ドフラミンゴはトレーボルたちと出会い、自ら父を手にかけた日のことを思い出す。

深手を負いながらも、ローを逃がすため、時間を稼ごうと幹部たちを挑発するコラソン。トレーボルたちを相手に応戦するが、数人がかりでは歯が立たず、壁と同化していたピーカに捕まってしまう。話せないふりをしていた理由を追及されても、憎まれ口を叩くコラソンに、裏切りの報復をするファミリーの面々。宝箱の中から、様子を聞いていたローはたまらず外へ出ようとするが、重しのため開けることができない。やがて、ピーカの報告を受け、コラソンの前に現れたドフラミンゴは、半年ぶりに再会した弟を冷たく見下ろす。

コラソンはあらためて本名を名乗り、海兵であることを明かすと、ローにウソをついていたことを謝る。とうに気づいていたと叫ぶローだが、その声はコラソンの能力で聞こえない。コラソンはドフラミンゴに、ローがオペオペの能力者となって、海軍の保護下にあると告げた。さらにベビー5からの報告を聞き、血相を変えるドフラミンゴ。偶然に驚きながら、窮地に必ず救いの手が差し伸べられる強運に、あらためてローが生かされていることに納得するコラソン。だが、ドフラミンゴはあきらめず、ローを奪い返すことを告げる。

自分のために死ねるようローを教育すると冷酷に言うと、二度も肉親を手にかけさせるのかとコラソンに苛立ちをぶつけるドフラミンゴ。その剣幕にコラソンの身を案じるロー。宝箱に入れられる際、コラソンは弟の自分が殺されることはないと安心させていたのだ。コラソンはローを自由にしてやれと迫るが、ドフラミンゴの銃弾を浴びる。どうすることもできず、ただ号泣するロー。少しでもローが遠くへ行くまでは死ねないと懸命に生きようとするコラソンだが、やがて力尽きてこと切れてしまう。そして海軍の砲撃が始まり、隙を見て宝箱から脱出したローは、コラソンを失った悲しみにただ号泣する。

詳細情報

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脚本

田中 仁

演出

長峯 達也

作画監督

横山 健次

美術

白石 美穂

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