第667話
大将の決断 藤虎VSドフラミンゴ

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予選が終了し、決勝戦の開始を待つコロシアムでは、突如、出場選手の変更が告げられた。幹部たちの欠場に不満の声を上げる観客たちだが、ディアマンテの参戦に歓声を上げる。一方、辛くも勝利したレベッカは、負傷者の手当てでごった返す中、タンカで運ばれるアキリアに胸の中で礼を言い、そっと見送った。やがてルーシーに気づくレベッカだが、偽物だとわかって身構える。しかし、謎の男は悪いようにはしないと耳打ちした。バルトロメオと共に去った謎の男もまた、この国が俺たちの国と似ていると意味ありげにつぶやく。

ルフィたちの前に現れたヴァイオレットは、リフトを使えば王宮の玄関まで行けるが、途中で止められるリスクがあると告げる。一方、『オモチャの家』はフランキーの放ったロケットランチャーで大混乱となっていた。壁や地面をも自由に泳ぐスイスイの能力者であるセニョールだが、逃げようとせず正面から攻撃を受け止め負傷する。その理由が空から急襲、着地に失敗したマッハバイスを庇うためだと知り、ハードボイルドを貫く姿勢に感心するフランキーだが、バスティーユ率いる海兵たちに囲まれ、一戦交える覚悟を決める。

王宮スートの間では藤虎とドフラミンゴが対峙していた。海軍を動かしたことへの礼を言おうとするドフラミンゴを遮り、藤虎は、ルフィの狙いがドフラミンゴの首なら被害は甚大になるため、それを止めるのが自分の正義だと語る。そして自らの真意が王下七武海制度の完全撤廃だと明かした。激突するドフラミンゴと藤虎だが、やがて何もなかったかのように退く。藤虎はあまり悪い事をするなとドフラミンゴに釘を差し、この国の粗がさらけだされても自分は盲目だから見えない、今年は世界会議があり、否が応でも世界は動くと告げて立ち去る。

ヴァイオレットが王女だと知っておどろき、レベッカの母なのかと尋ねるルフィに、苦笑しながら、姪だと答えるヴィオラ。隠し扉を使って王家の者だけが知る緊急通路へ潜入し、ゾロは外に通じる階段ではなく、荷物用の滑車を利用することを思いつく。ゾロに指示され巨大な石を掴み、準備するルフィ。一方、コロシアムではまもなく決勝戦が始まろうとしていた。どうにか間に合ったと観客席に駆け込むコアラ。中央に決勝にふさわしく選手五人が戦う特設リングが設置された。歓声に沸くコロシアム、ルーシーとなった謎の男は勝利をエースに誓うかのように拳を天に突き上げる。

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脚本

米村正二

演出

鎌仲史陽

作画監督

川村敦子

美術

吉池隆司

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