第636話
超新星!人食いのバルトロメオ

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盛大なブーイングをものともせず、観客目がけて何かを投げ返すバルトロメオ。爆弾だと思い込み、先を争って逃げようとする観客たち。しかし、投げ込んだものがただの黒いボールだとわかった観客はさらにヒートアップ、バルトロメオに激しいブーイングを浴びせた。やがて華々しい戦歴が紹介され、ベラミーが登場する。この試合に優勝することでドンキホーテファミリーの幹部になるというのだ。参加者138人が揃い、人数の多さに誰を見ればいいのかと迷うルフィに、キャベンディッシュは自分の見たてを教えようと申し出る。

バトルロイヤルといえど、実力のあるものだけを見れば十分だと言い放つキャベンディッシュ。エリザベローⅡ世、その軍師であるダガマ、ドレスローザの軍団長であるレパント、ベラミー、そしてバルトロメオらの名を告げ勝ち残るのはこのいずれかだろうと断言した。司会から説明があり、ゴングが鳴って大歓声の中、ついに試合が始まる。さっそく数名に囲まれたベラミーだが、足をバネに変えて一瞬で返り討ちにした。大乱闘となった闘技場で、ただ一人バルトロメオだけは戦おうとせず、不敵な笑みを浮かべて戦いを眺めていた。

乱戦の中、エリザベローⅡ世たちがチームを組んでいることに気づいたベラミー。もはやバトルロイヤルではないと呟くバルトロメオだが、ダガマは結果がすべてだと言い放つ。ダガマはエリザベローⅡ世が放つ、要塞をも砕く破壊力のキングパンチで決着をつけようというのだ。当たれば四皇にも引けを取らないが、1時間のウォームアップと集中力が必要なため、レパントたちに命じてエリザベローⅡ世を守り、頭数を減らす作戦に出ていた。乱戦によりリング外に落ちた選手たちは、水中で次々に闘魚の餌食になってしまう。

ドレスローザの軍団長であるレパントと睨み合うベラミー。金に転んだのかと嘲るが、レパントは意に介さずダガマの指示に従いベラミーに襲い掛かる。以前よりも腕を上げたベラミーの強さに感心するルフィ。キャベンディッシュは不満そうな表情で、ルーキーたちの手配書に激しい憎しみをぶつける。そこへ巨大な足音と共に首領チンジャオが姿を現し、ルフィにガープは元気かと尋ねた。思わず返事をしたルフィにキャベンディッシュも血相を変える。ルフィもしまったと気づくがすでに遅く、チンジャオは以前、ガープによって殺されかけたことがあると言い、孫子の代まで許さないと告げる。

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脚本

田中 仁

演出

上田芳裕

作画監督

高木雅之

美術

白石美穂

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